2019年7月11日木曜日

ご無沙汰様でございます。本日は少しばかり悲しくて寂しくてなお話にお付き合いいただければ幸いにございます。もちろん、そういうのはニガ... July 11, 2019 at 04:51PM





















ご無沙汰様でございます。本日は少しばかり悲しくて寂しくてなお話にお付き合いいただければ幸いにございます。もちろん、そういうのはニガテなのってな方々はがっつり読み飛ばして頂いて結構でございます。

先日のことではございますが、ひとりの、あえて『ひとりの』と言わせてください、ねこが旅立ちました。名前は「サイトウさん」。ご存知の方もいっらしゃるでしょうが大阪大学豊中キャンパスにお住いの方でした。

サイトウさんは所謂『大学ねこ』、比較的安全なキャンパス内に住むねこさんでした。サイトウさんの生い立ちなどは大阪大学『まちかねこ』様のツイッターや様々な方のブログなどをご覧になっていただければよりご理解いただけるとおもいます。大阪大学のインスタグラムにもすごくいいスライドショーがありますので併せてご覧いただければと。Please show Osaka Univ. instagram.

https://www.instagram.com/p/BymbAsYntCi/

サイトウさんは阪大に生活基盤を置くだけでなく教室にも積極的に入室されていたようで、私などでは到底理解できないような授業を受けてらしたのでしょう、どこかインテリジェンスすら感じさせられたものです。それでいて、分け隔てなくヒザに乗る鷹揚さも持ち合わせていらっしゃいました。

初めてサイトウさんと出会った時に「やあ」と声をかけ恐る恐る向かいに座るとノータイムでヒザに乗ってこられました。そこそこ成熟したオトナの猫にヒザ枕をする、そんな経験は後にも先にも初めてでした。それまで私は猫を撮るとき距離を置いてました。ご飯をあげるわけでもなく、オモチャで遊ぶわけでもない、ましてやそもそも猫と暮らしたことがない、そんなヤツにネコが寄ってくるわけないと思っていました。そんな思い込みのカタマリがなぜかサイトウさんには声をかけ、あっという間にゼロ距離に。それはもう、青天の霹靂といってもいい、そんな出来事だったのです。

それからは機会あれば会いに行き、写真も撮らせていただいていたのですが最近はぱったり会えずに。そんな時にこの訃報を知ったのです。ただただ泣きました。涙が止まらなくて止まらなくて。

よくねこからはおひさまの香りがするんだよと言いますが、サイトウさんからは少しホコリっぽいような、コンクリートのような香りがしました。時折街を歩くとどこからかそんな香りがする時があります。まだ、少し、ほんの少し鼻と胸の奥がツンとします。

私よりも阪大生のみなさま、教職員の皆様、阪大の様々なスタッフの皆々様、阪大猫ボランティア皆様の方がよりつながりも想いも深いとは存じますが、稚拙ながらも想いを書きたかったのです。ご容赦ください。

また長文乱文失礼いたしました。もしここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら深く御礼申し上げます。

サイトウさん、ありがとね。ほんとうに、ありがとうね。

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